ここでは、連立方程式の解き方を説明していきたいと思います。上のように、2つの方程式がセットになったものを連立方程式と言います。今回はこの連立方程式を代入法という方法を使った解き方で説明したいと思います。
連立方程式の解き方のポイント
・連立方程式では、式の中に2つの文字(xやy)があります。
・2つの文字(xやy)のうち、1つの文字を消す(消去する)ことが出来れば、もう1つの文字の値を求めることが出来ます。
・1つの文字を消すための方法として、代入法を使います。
連立方程式を解くときは、「代入法」と「加減法」の2つの方法のどちらかを使って解くことができます。今回は代入法を使った連立方程式の解き方の説明をしていきたいと思います。
「連立方程式の解き方ー代入法を使った解き方ー」の説明
連立方程式の解き方の確認として、下の式を考えます。ここで、(1)の式:y=2xを使って、(2)の式の中のyを2xへ書き換えます。これを代入すると言います。そうすると(2)の式を下のように変えることが出来ます。
$$\Large{x}+{y}={6}$$
y=2xを代入して
$$\Large{x}+{2x}={6}$$
(2)の式を、1つの文字「x」だけを使った式に書き換えることができたので、この式からxの値を求めることができます。
$$\Large{x}+{y}={6}$$
$$\Large{x}+{2x}={6}$$
$$\Large{3x}={6}$$
$$\Large{x}={2}$$
ここで求めたxの値を、次に(1)の式の中のxに入れてみます。x=2を代入すると
$$\Large{y}={2}{x}$$
$$\Large{y}={2}×{2}$$
$$\Large{y}={4}$$
そうすると、yの値も求めることが出来ました。
このように、連立方程式では2つの文字(xやy)のうち、どちらか1つの文字を消すことが出来れば、文字の値を求めることができます。いろいろな連立方程式の問題を解いてみると、問題の解き方に慣れると思います。
連立方程式の問題を解くときは、今のように文字を代入する代入法という方法か、これとは別の1つの式からもう1つの式を、足したり、引いたりする加減法で解くことができます。
加減法での解き方については、下のリンクに説明を書いているので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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連立方程式の解き方の説明ー加減法を使った解き方ー
ここでは、連立方程式の解き方を説明していきたいと思います。上のように、2つの方程式がセットになったものを連立方程式と言います。今回、この連立 ...
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まとめ
連立方程式の代入法での解き方
・連立方程式の2つの文字(xやy)のうち、1つの文字を消すように考えます。
・文字を1つ消すために、例えば式の中のyをxの形に書き換えます。(代入します)
・1つの文字だけになった式から、文字を値を求めます。
「中学2年生の公式の解説」一覧
- 連立方程式の解き方の説明ー代入法を使った解き方ー
- 連立方程式の解き方の説明ー加減法を使った解き方ー
- 直線が交わるときにできる対頂角の性質
- 平行線の同位角と錯角の性質
- 「三角形の1つの外角は、それと隣り合わない2つの内角の和に等しい」ことの説明
- 「n角形の内角の和は、" 180°×(n-2)”」になる説明
- 「n角形の外角の和は 360° 」になる説明
- 三角形の合同条件の説明
- ”二等辺三角形の2つの角は等しくなる”ことの説明
- ”二等辺三角形の頂角の二等分線は、底辺を垂直に二等分する”ことの説明
- ”2つの角が等しい三角形は、二等辺三角形になる”ことの説明
- 直角三角形の合同条件の説明
- ”平行四辺形の対辺の長さは等しくなる”ことの説明
- ”平行四辺形の対角の角度は等しくなる”ことの説明
- ”平行四辺形の対角線は中点で交わる”ことの説明